香港の立法会では19日、外国勢力からの干渉や「国家の秘密を漏洩(ろうえい)する」スパイ行為などへの罰則を強化することを定めた「国家安全条例」が全会一致で可決されました。
香港の人口は約750万人で、そのうち約8%が駐在や出稼ぎの外国人です。
23日から施行される条例について、香港政府は「市民の生活に変化はない」と強調していますが、香港で暮らす外国人からは不安の声も聞かれました。
国外で香港の民主化運動を支持する団体からは「犯罪の定義が曖昧(あいまい)で香港の自由が後退する」と非難する声が上がっています。